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超強度14.9 六角穴付ボルトのご紹介

超強度14.9 六角穴付ボルトとは

 

通常の六角穴付きボルトの強度区分12.9を超える、超強度の六角穴付きボルトをご紹介します。

 

超強度の六角穴付きボルトの強度区分は、なんと14.9。最小引張荷重が140kgで、降伏荷重が126kg(140kgの9割)。つまり140kgまで切れず、126kgまで元に戻るという、超強度を誇ります。超強度14.9 六角穴付ボルトは、「耐遅れ破壊特性」に優れた高強度ボルト用鋼を採用することで、1400N/m㎡の引張強度と9%以上の伸びを実現したのです。

 

また、宇宙航空用の「MJねじ」を採用することで、耐疲労性も大幅アップ。より長期間の使用に耐えることができます。

 

※宇宙航空用のMJねじとは?

MJ規格は航空宇宙用の規格です。通常の規格に比べてねじ部の谷底が浅く、谷底のRが大きくなっているのが特長です。切り欠き効果を緩和することで、耐疲労性を向上させます。

注意:MJねじは通常規格の雌ねじには使用可能ですが、膜厚の厚いめっきや公差の激しい雌ねじに対しては使用できない可能性がございます。

 

デルタプロテクタを施した超強度14.9 六角穴付ボルト

 

超強度の14.9 六角穴付ボルトに、薄膜型防錆コーティングの「デルタプロテクト」を施した製品です。前述の1400N/m㎡の引張強度と9%以上の伸びを保ったまま、デルタプロテクトによる高い防錆力を誇ります。

 

デルタプロテクトを施すことで、耐塩水噴霧1,000時間以上をクリア!強度と防錆力の両方が求められる現場で活躍します。

デルタプロテクタは完全クロムフリーの防錆塗料。国内外の自動車メーカーなどに幅広く採用されています。

 

デルタプロテクトの特長

・陰極犠牲防食による高い防錆性能

・水素脆性破壊の危険性なし

・膜厚10〜15μの極薄亜鉛フレークコーティング

・完全フリーで環境規制に対応

 

超強度14.9 六角穴付ボルトの特長

 

超強度14.9 六角穴付ボルトの特長的な点は以下の4つです。超強度14.9 六角穴付ボルトの材質や表面処理、寸法については下の表をご確認ください。

 

材質  KNDS4  株式会社神戸製鋼所製 高強度ボルト用鋼
表面処理  黒色酸化被膜、デルタプロテクト
サイズ  M3〜M16
硬度  HRC44〜50
引張強度  1,400N/m㎡
強度クラス  14.9
伸び  9%min (強度区分10.9と同等)
寸法規格  JIS B1176 ※首裏Rを除く
ねじ種類  ISO 5855-1のMJねじ(航空宇宙用)
ねじ等級  ISO 5855-1に基づく4g・6g

 

・遅れ破壊による危険性を改善

・耐疲労性の向上による使用期間の長期化

・サイズダウンでコンパクト設計を可能に

・締結力を向上し、緩みを防止

 

 

 

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