おねじ型ねじ固定式アンカー タップスター・ボルトスクリュー
タップスターとボルトスクリュー
今回はあと施工アンカーのうち、日本パワーファスニング(JPF)社のタップスターとボルトスクリューをご紹介いたします。
<タップスターとボルトスクリューの用途例>
*電気設備 BOX類、ダクターチャンネル *エアコンの室外機 *ベルトコンベア *ラック *フェンス *手すり *看板 *仮設足場壁つなぎ *ソーラー架台 *ブロック塀補強金具固定 *家具組立
<頭部形状>
タップスターとボルトスクリューの頭部形状はともに「ラインヘッド」。回転トルクを効率的にボルトに伝達します。1パックもしくは1箱に1本、専用のソケットが同梱されています。
打ち込み不要のアンカー・タップスター
日本パワーファスニング社のタップスターは、コンクリート用の高強度型リムーバブルおねじアンカーです。鋼製の三価ユニクロとSUS410製のサスガードSGの2種類があります。
<タップスターの特長>
・インパクトドライバーで施工が簡単
・端部や仕上げ材が割れにくい
・アンカーの高さ調節や取り外しが可能(施工後)
・隅や天井の施工も簡単
・ステンレス製品が標準ラインナップ
<従来品とタップスターの違い>
・アンカー切断時の火気管理 ・アンカー埋戻し後のさび
→タップスターは逆回転させることで撤去可能。
アンカーを切断する必要はなく、アンカーがコンクリート内に残ったままになることもない。
・アンカー拡張力によるコンクリートの割れ
→タップスターは拡張しないため、施工時のコンクリートへの負荷が小さい。
端部のわれなどを防ぐことが可能。
・芯棒の打ち込みが困難な場合
→従来は障害物などの影響によりハンマー打撃や締め付け作業が困難となり、
作業不足によるアンカー性能の低下が懸念されるケースがあった。
しかし、タップスターは電動工具によるねじ込み作業のため作業の省力化とともに、
施工状況や施工者のばらつきによる性能低下のリスクを低減できる。
タップスターの施工手順
1)アンカーを埋め込みたい深さより10mmほど深めに下穴を開けます
2)ダストポンプあるいは集塵機で切粉を取り除きます
3)インパクトドライバーにソケットBLHを装着して埋め込み深さまでねじ込みます。このとき穴底には当てないように注意してください
4)ナットを占めて取付物を固定します
5)アンカーを取り外す場合はソケットBLHで逆回転をかけます。穴を埋めたい場合はTPメイトを使用してください
<タップスターM6〜M12 三価ユニクロ>
M6×45 | M6×60 | |||
M8×50 | M8×70 | M8×110 | ||
M10×60 | M10×80 | M10×100 | ||
M12×60 | M12×70 | M12×90 | M12×100 | M12×120 |
<SUSタップスターM6〜M12 サスガードSG>
M6×45 | M6×60 | |
M8×50 | M8×70 | |
M10×60 | M10×80 | M10×100 |
M12×70 | M12×90 | M12×100 |
<タップスターM16 鋼製三価ユニクロ>
M16×100 | M16×120 |
色々な建材にボルトを立てるボルトスクリュー
ALC・合板・木材・ブロック・押出成形セメント板・アスファルトなど様々な建材にボルトを立てることができます。鋼製の三価ユニクロとSUS430製のサスガードSGの2種類があります。
<ボルトスクリューの特長>
・いろんな建材に素早くボルトを立てることが可能です
・ALC・合板・木材なら下穴なしで施工OK
・下穴をつければ押出成形セメント板・アスファルトにも使用OK
・軸径が太く、引張保持力をしっかり発揮
・特殊ねじデザインで優れたねじ込み性と保持力を発揮
ボルトスクリューの施工手順
1)母材に対してボルトスクリューを垂直にあてます
2)インパクトドライバーにソケットBLHを装着してボルトスクリューをねじ込みます
3)ボルトスクリューに取付物を設置します
4)付属のナットで取付物を固定して完了です
<ボルトスクリュー 鋼製三価ユニクロ>
M8×45 | M8×60 | M8×90 |
<ボルトスクリュー SUS430製サスガードSG>
M6×60 | M6×90 | |
M8×45 | M8×60 | M8×90 |
寸法や施工仕様、技術データなどの詳細につきましてはオノウエまで直接お問合せください。